部下育成の悩み、教えるべきか、考えてもらうべきかの決着
こんなことないですか?後輩に成果をだしてもらうために、業務において正解っぽい(※成果がでている具体的な方法)を教えるか、それとも自分で1から考えてもらうか。私はこの課題にぶちあたりました。よく言われるじゃないですか、”釣り方を教えて、魚はつっちゃだめだよ”って。そこで釣り方を教えるわけですが、それでもなかなか部下に成果がでず、答えを求めてくる輩がチョクチョク現れます。そんな時、これまでは自分で考えたほうが成果がでると思っていた私ですが、よりそれらしい答えが出たので思考をまとめてみます。
釣り方を教える
これは王道!釣り方を教える、魚をとってあげても、その人は苦労するだけです。なので、あなたが、後輩にドーピング的に答えだけを教えていては、最終的に苦労するのは、後輩なのです。その方法をとっていてもあなたがマネージャーとして成果をだすにおいても短期的にはいいものの、長期的みると組織としてのパフォーマンスを低いでしょう。短期的にみると成果がでるまでのスポードは早いのですが。
長期的に発生する問題
成果の長期的にみると発生してしまうのでが、ドーピングを作れる人がいなくなってしまうのです。なのでドーピングを許容した組織設計では組織が死んでしまいます。ドーピングを作れる人材を他の部門で育成してもってくるのもいいでしょうが、同じ部門でManagerを育成を行なった方が、育成コストが少なく、文脈もしっているので、よりパフォーマンスしやすいでしょう。
釣り方を教えるの塩梅
釣り方といっても様々ございます。もう成功事例をみせて、”DOしなさい!”と伝える方法もあれば、成功論理(why,how)を伝えて、whatのところは自分で落としてもらう方法。ここのレベル感でかなり成長幅は変わってくると思います。もちろんはじめはwhatまでおとしてもいいですが、howまでで、ちゃんとwahtを落とし込める人材にならないと、正直のちのち管理者にたつ立場としてはきついと思うのです。
腐ってしまうその前に
とはいえ成果が出続けない環境というのはとてもストレスフルなので、成果でずに腐ってしまうこともあります。”私は無能なのだ”、”これ以上ここにいても成長できないのではないか”様々な思いがでてくるでしょう。かくいう私も同じような状況になったことがあります。
魚のいる釣り堀を教える
釣り方とセットで必要なのは、釣り堀です!これ超大事!結局魚のいる場所をセットでわたしてあげないと成果はでないので、超一流のHOW TO だけでは、成果まで直結しないのです。だからこそ、釣り方は、釣り堀とセット!
成果が出やすい場所でDOする
そこで、成果がでやすい、つまり魚がいっぱいいる場所で成果を出す方法を覚えてもらいます。そこで、徐々に魚がそんなにいっぱいいないところでも、成果を出してもらう等、うまく仕事の難易度を引いて上げることが大事です。ステップバイステップが一番登りやすいです。しかしたまに天才はいます。天才といわれる人種は階段飛ばしで、ロケットにのったごとく驚異的な成長を上げて行きます。いったん天才はシカトしましょうw
守破離までセット
でもでも、how to を教えたけど、彼は本当にそれ以上の成長ができるのでしょうか。自身はwhyのみで、how,whatを教えられずにやってきた人間で、その辛さ、苦しさ、反面その旨味をしっているのでこの方法で部下を育成していきたいと考えています。なので、いつも次の問いにぶつかっていました。”答えまで教えるべきか or 考えさせ続けるべきか”この問いに今日ようやく答えが出た気がします。
守破離
守破離が答えなのではないかと思います。もし部下に答えまで教えるのであれば、それを改善するところ、いかに破離までできているか、自分の論理に体系化できているのか、そこまでを責任をもってチェクすればいいのではないかということです。一度how to を教えてそこで、体系化まで自身の中で、できない場合、それは責任をもって、FBを行うべきなのです。そうすることでちゃんと自身で考えるところまでセットで、成果をだしながら、考える人間になっていけるのではないかとおもいます。
最後に
とはいえ、いつかは全く成果がない中にぶちこまれます。その時に自分で考えて生き残ることができるのかどうかは、その人がどれだけ自分で考えてきたかに比例すると思います。なので、人に頼るのはもちろん大事ですが、自身の思考を止めずに体系化できる人間として日々精進していきたいと思いますし、自分がするのは当たり前で、いかに部下にもそのような行動をとってもらえるのか、さらには部下が同様のことをできるようになるのかを、より思考していきたいと思っています。
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