共幻想と組織設計

2018年になりました。今年の抱負はまだ言えていませんでしたが、どっかで言えたらいいなー。

昨年の終わりくらいから、自分で依頼先を決めて仕事をすることが増えてきました。実際に遂行する中で、色々試行錯だったので、その中で感じることがあったのでまとめていきたいと思います。

業務委託なのか、社員で登用するかをどうするかとか、バックマージンをどうするかとか。パフォーマンスを持続する関係をつくるにはお互いのインセンティブ設計をしっかりするのは大事だと思いました。

その中で、自分たちがどんな世界観を作って生きたいのかまとめていく。

組織の安定と持続のために

継続性

安定性と持続性をもたらすためのヒントがお金2.0にありました。

  1. 寿命による異動先
  2. 共同幻想

この2つが必要だと記載がありました。感覚的に、かなりスムーズに理解できます。僕は、2000人くらいの医療系上場企業で働いていたんだけど、その経験の中で、上記2つはある一定満たされていたと思います。

その会社には、特別なスキルがある(※明文化されている)。そしてそれが故に、”スキルをみにつけることで成長できることに間違いがない”という雰囲気は漂っていました。

そしてある一定成果をだすと次の挑戦場所が社内の中で用意されていたので、仕事に飽きることなく次の挑戦をする循環ができていました。

しかしながら、共同幻想に関しては弱かった、スキル依存の組織になっていたので、内面的な価値や、社会的な価値を感じることは少なかったです。領域が社会的な領域にもいるにもかかわらずです。

共同幻想の欠如

スキルはどこかで満足して、飽きが来ます。職人技のように100%まで極めてもいいが、8割程度をコスパよくやって満足する人が大半だと思います。その時に、それ以上の価値観、一緒にみる世界観がとても重要になるからこそ、がんばる理由がなくなりますね。

上位のレイヤーになればなるほど、上記の価値観を理解して実行しているけど、下の層まで落ちていない気がします。スキルが定着している会社なら、より上位レイヤーから、ヴィジョンを落とす機会を増やした方がいいと思いました。

朝会等でマネジメント層の発言を増やしたり、部下の発言へのフィードバックを適切に行なっていく必要があると改めて感じますね。

頭の中で、たまにくる奴

ふとした時に、これ何でやっているだっけ?ってなる時はあります。”なんか誰にも会いたくないなー。これでいいんだっけ?おれは何を考えているんだろう?どうしていこうかな。”そう行った時に、正解はないのだけれど、コミュニティーとして”共幻想”を提供できると解決できると思うんだよなー。

共幻想は、初めからいきなり定着するものではないので明文化して、価値を醸成していくことが重要だなー。と、この答えがあるかないかで、ふとしたときの一杖になる。でっかいよー。まじ。ない組織は短期PJTでもいいんじゃないのかなと思う次第です。

インセンティブ設計の重要さ

incentive

コミュニケーションがうまいと、ある程度ごりっとコミュニケーションの力技で相手を説き伏せてしまう人がいるよね。だけど、このやり方では継続しないと思います。相手のニーズを現状をちゃんと理解することが重要だよね。

人によってインセンティブは異なるし、下記のインセンティブがあると思うだけど。

  1. 有用性としての価値
  2. 内面的な価値
  3. 社会的な価値

人によっても違うし、響くポイントはフェーズによって異なる。スキルといった有用性としての価値。共感といった内面的な価値。共同体を感じたい価値。いろいろあるけれどちゃんと相手が何に紐づくかを把握して適切に提供することが重要である。

有用性としての価値

お金のインセンティブ設計も重要。相手が一番パフォーマンスする条件でやるのがいいのだけど、たまに意味不明な条件を提示されることがあります。ちゃんとお互いが継続してできるポイントがどこかをしっかりと考える必要があるよね。

交渉力があるからといって買い叩くような行為は短期的に終わるので、本当に勿体無いと思う。

そこに時間を割くなら、ちゃんと長期での関係性を作った方が圧倒的にコスパがいいと思う。割りに合わないので短期で関係性を作るのはやめた方がいいと思う。

中流階級の日本人として育てきったので、お金の話は得意じゃないし、感情セットになってしまうこともでてくるけれど、感情とお金を切り分けて話せるようになっていければいいな。

内面的な価値

ぼくらの世代はここに比重が高くなってきているきがする。自分自身がここに比重が高くなっているからかもしれない。

個人が自分で情熱を決めて、情勢できる社会へのサポートができたらすごく嬉しい。確からしいものを決めて、行動して、さらに感情を情勢することをサポートしたい。

適正に全員に利益を分配したい。

最後に

結論

今回SMSをやめて、違う価値観の中で生きていくことになって、正直どうだったんだっけって思うことがなかった。”新しい価値観があったんだと素直によかった!”と思えた。

やはり実際に挑戦して感じていくことで腑に落ちるのかもしれない。世の中頭だけじゃ体感できないことが、現段階だと多いから、積極的に行動していこう。

世の中にはいろんな経済圏が存在する。今後より社会が分散化されて多様な社会になっていくだろう。人間はバランスを取りたがる生き物だから、また中央集権に戻るかもしれないけれど、自分たちで作っていくことはやっぱり楽しい。

世の中に対して価値を提供できるのはもちろんだけど、それ以上に従業員が満足度が相対的に高い組織づくりも、十分条件としてやっていこ。

困難がふりかかってくるだろうけど、全部失ったとしても、またそっから頑張ればいいや。くらいに思えているので、きっと大丈夫だろう。